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CardWirthPyLite フリーゲーム「CardWirth」の再現オープンソースプロジェクト「CardWirthPy」のフォークの一つ、 「CardWirthPyLite」のあれこれ置き場です。現在の更新頻度は大体隔週~月一です。 CardWirthPyLite 5.2(正式版フルセット) 37MB 2024/05/07 ミラー / 5.1C→5.2アップデート差分 WindowsによってPCが保護されました問題について 2024/05/07 CardWirthPyLite 5.2について いくつかのスキン仕様のPy-Rebootの破壊的仕様変更に対する仕様合わせ 5.1Cで取りこぼしていた累積的バグ修正(PyReboot5.2のバグ修正を含む) 画面描画の最適化(低スペック環境・カラーセルを多用するシナリオ・2倍以上の描画倍率等での負荷改善) 分かりにくい設定名の改称・ツールチップでの補足説明追加 バリアントのスキン変換および、いくつかのシナリオの動作に影響するバグ修正が含まれているので、アップデートを推奨します。詳細は更新情報、PyLite 5.xの主な変更点を参照下さい。 2023/11/02 CardWirthPyLite 5.1Cについて ダイアログでの入力遅延発生時等でランタイムエラーが低確率で発生(クラッシュ) 2色(1bit)BMPの画像リソースを含むPC・エネミーカードの手札や荷物袋を開こうとするとフリーズ PyLite5.1には上記の重大なバグが含まれていたため、急遽修正した5.1Cをリリース・差し替えを行いました。 5.1をDLされていた方は、お手数ですが再ダウンロードお願い致します。(アップデートは実行ファイルのみ上書きで大丈夫です) デバッグ不足により、ユーザーの方にはご迷惑おかけして申し訳ありません。 2023/10/31 5.1 正式版リリース PyLite 5.0にあった多数の不具合が修正されています。 また、今回は過去に技術不足で解決できていなかったいくつかの互換性問題や細かな品質向上に手を入れています。 テスト協力ありがとうございました! 過去のお知らせ CardWirthPyLite 開発bitbucket。 CardWirthPy&CWXEditor攻略wiki リンクフリー。壁紙・SSの画像はgroupAskの「CardWirth」規約に基づいて使用しています。
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マニュアル 特にインストールや(シナリオやスキン以外の)ファイル操作は必要ありません。 基本的にはRebootと同じなので細かい点は攻略wikiを見て下さい。 遊び方(完全新規向け) ファイル操作が必要な場所 追加表示・キー操作追加されたオプション ゲームパッド(コントローラー)を使いたい フォント関係 音響・サウンドフォント ユーティリティモード(PyLite4.4以降) シナリオとスキンシナリオ制作関連 スキン関連 FAQ動作環境 互換性 問題・不具合 バグ報告・要望 遊び方(完全新規向け) ざっくり言うとキャラクターを作って、好きなシナリオを遊ぶゲーム(+作成エディタ)です。 CardWirthはシナリオ追加型RPGなので、シナリオがないと始まりません。 別途ダウンロードして、Scenarioフォルダに入れておいて下さい。 おすすめシナリオ集 公式シナリオ 寝る前サクッとCardWirth 初心者ガイド ゴブリンでも分かる!!カードワースガイド ファイル操作が必要な場所 CardWirthPyLite ├─Data\Face\Common 顔画像(画像フォルダへのショートカットでも可)を入れる。D Dでも可。 ├─Data\Skin スキンを入れる。 ├─Scenario シナリオ・シナリオフォルダへのショートカットを入れる。(設定で変更可能) ├─ScreenShot PrtScrキーで撮影したスクリーンショットが保存されます。 └─Yado ここにセーブデータが保存されます。 追加表示・キー操作 荷物袋/カード置き場の整列(ソート)は常時表示される。 キャラクター情報ダイアログで種族があるスキンなら別のスキンで作った種族でも表示する。 宿・シナリオ・宿帳・アルバム・編集各ダイアログでDELETEキーでの削除が出来るように。 編集各ダイアログで称号などの項目の移動操作が可能。(CTRL+↑↓/HOME/END) シナリオ選択のツリー表示で右クリックに対応(5.1以降) 全般のショートカット ENTERESCAPE/BACK 決定・キャンセル CTRL+ENTER カード情報を見る SHIFT+ENTER 戦闘開始(5.1以降) CTRL+SHIFT+ESCAPE/BACK イベント中、ゲームの終了(5.1以降) DELETE 宿/シナリオ選択・・・選択中の宿/シナリオを削除宿帳/アルバム・・・選択中のキャラクターを削除カード操作・・・選択しているカードをゴミ箱に送る戦闘行動・・・「カード交換」を選択して閉じる(5.1以降) 数字キー(5.1以降) メイン画面・・・1~6でキャラクター選択、9・0でメニューカード移動カード操作・・・0~9でカード選択(0は10番目を選択) F1 各選択ダイアログの一覧表示モードを切替(5.1以降) F8 宿・・・スキン同梱テキストを開くシナリオ・・・シナリオ同梱テキストを開く宿帳/冒険の再開・・・キャラクター情報を開くカード・・・カード情報ダイアログを開く(5.1以降) END 最後にあるカードを選択して実行・閉じる(5.1以降) SHIFT+F9 優先的な緊急避難(5.0以降) CTRL+D ユーティリティモード切替(4.4以降) PgUp(4.0以降)PgDn(4.0以降) ページめくりテーブル・キャンプモード時、メニューカードの選択 宿帳ダイアログのショートカット CTRL+A 拡張メニューを開く(5.1以降) CTRL+N キャラクターの新規作成 CTRL+R or X キャラクターの自動作成(5.1以降) シナリオ選択ダイアログのショートカット CTRL+C 通常表示時、解説のコピー一覧表示時、シナリオ名のコピー ALT+C(3.0以降) 一覧表示時、シナリオリストのコピー CTRL+I シナリオのインストール CTRL+N 新規フォルダを作成 CTRL+M シナリオ/フォルダの移動 CTRL+R シナリオ/フォルダの名前の変更 CTRL+Q(5.1以降) シナリオのCAB圧縮 DELETECTRL+DELETE シナリオ/フォルダの削除 ENTER 検索を実行(検索入力欄に文字がある時) BACK 戻る(一つ上のフォルダへ) 追加されたオプション オプション名 デフォルト 備考 カード名やタイトルを縁取りする 有効 Pyではシナリオタイトル等の縁取りがオフに出来ないため CardWirth1.28由来のF9仕様を再現する 無効 有効にするとゴシップと終了印がF9で残るようになる(利用シナリオが少数存在) CardWirth1.50の変数=バグを再現する 有効 名前に「=」を含むステップ・フラグが中断やセーブで保持されなくなる(利用シナリオが少数存在) ホイールでカード選択と選択肢のフォーカス移動を行う 有効 メイン画面でのフォーカス移動の無効オプションログ表示有効の場合はログ表示優先 ステータスバーに情報カードの所有枚数を表示 有効 情報カードを1枚でも所持しているときに表示される通知 荷物袋にあるカードのキャラクターごとの私有を許可 無効 パーソナルの有効化設定 基本的には、パーソナルやF9バグを使いたい時以外はデフォルト設定で問題ないと思います。 ゲームパッド(コントローラー)を使いたい ライブラリの都合ですべてのパッドに対処するのは不可能と思われるため、JoyToKeyなどのバインドツールを推奨しています。 キーボードショートカットをお好みで割り振ってください。 おすすめの割り当て例 (5.1以降) 決定ボタン ENTER キャンセルボタン ESC or BACK 選択ボタン SPACE/TAB L/Rボタン PgUp/PgDn L2/R2(LT/RT) SHIFT/CTRL 十字キー 方向キー フォント関係 項目名を若干変更・一部廃止(カード値札、スピン、スライダー、リスト)しているのでデフォルト設定を記載します。 項目 デフォルト サイズ 備考 メッセージ [等幅明朝] 22太 メイン画面のメッセージ。 選択肢 [UI用] 14太 メッセージの選択肢。 カード名 [UI用] 12太拡 メニューと各技能/アイテム/召喚カード名。 キャストカード名 [UI用] 12太拡 PCと敵キャストのカード名。 キャストレベル [等幅明朝] 33太斜 キャストカードのレベル。 カード残り回数 [等幅明朝] 16太 アイテムや召喚獣の残り使用回数。 所持カード枚数 [UI用] 18 カード移動時にPCの上に表示。 状態値 [等幅明朝] 12太字 状態異常や召喚獣アイコンの上に表示される数値。 メッセージログ頁 [等幅明朝] 24 右上に表示されるページ数。 ステータスパネル Times New Roman 15太斜 Sp・Round表示パーティ情報の所持金、レベル調整の数値。 ステータスボタン [可変幅ゴシック] 12太 キャンプ・テーブル、戦闘開始・逃げるなど。 ボタン解説の表題 [UI用] 12太 カーソルを合わせると表示される解説のタイトル。 ボタン解説 [UI用] 12 カーソルを合わせると表示される解説。 撮影情報 [UI用] 18太字 スクリーンショット情報。 貼紙タイトル [可変幅明朝] -太 宿選択・シナリオ/フォルダのタイトル。 貼紙の対象レベル [等幅明朝] -太斜 シナリオの対象レベル。 パネルタイトル1 [可変幅明朝] -太 キャラ情報の見出し、カード情報の見出し。 パネルタイトル2 [UI用] - 新規登録DLGの解説、カード情報のシナリオ/作者名。 ダイアログテキスト1 [UI用] -太 確認DLG、パーティ情報。 ダイアログテキスト2 [UI用] - 新規登録DLG「親となる冒険者が~」 英文タイトル1 Times New Roman -太字 各選択DLGの英数字、所有カードCap枚数、荷物袋のページ数。 英文タイトル2 Lucida Handwriting -太斜 新規登録1P目タイトル、2P目father/mother。 登録タイトル [可変幅ゴシック] -太斜 新規登録DLGの血縁・素質・特性。 ダイアログリスト※ [等幅明朝] -太 宿の所属冒険者リストシナリオの解説文/シナリオリスト。 名前入力欄※ [等幅明朝] - 各種名前入力、宿帳のPC名。 データ解説文※ [等幅ゴシック] - カードの解説文、PCデザイン変更解説入力欄。 キャラクタ解説文※ [等幅明朝] -太 キャラ情報と宿帳の【history】クーポン名。 キャラクタ情報1 Times New Roman -太斜 キャラ情報のLevel(max)、EP。 キャラクタ情報2 [可変幅明朝] -太 キャラ情報の名前・年代・性別。 キャラクタ登録 Lucida Handwriting -太字 新規登録DLG 1P目タイトル以外、PCデザイン変更DLG。 ボタン [可変幅ゴシック] -太 「閉じる」や「中止」等。 コンボボックス [UI用] - カードの送り先、ソート条件。 ツリー・リスト [等幅ゴシック] - 張り紙の一覧表示、ブックマークリスト。 タブ [可変幅ゴシック] -太 キャラ情報のタブ。 メニュー [UI用] - ブックマークの編集メニュー。 青文字はCardWirthで指定されているフォントですが、「Lucida Handwriting」は現在のWindowsには同梱されていない(Windows98やオフィス200X系にプリインストールされていた)ため、インストールされていない場合はOSのフォント設定依存となります。 音響・サウンドフォント 1.50とMIDIファイルの音色が違う、同じにしたい CardWirth 1.50に同梱されている「default.sf2」またはPy-Reboot付属の「005.6mg_Aspirin_Stereo_V1.2_Bank」を設定 音響から指定すれば同じ音色になります。これらは同一のサウンドフォントで、Sf2Midi.comで配布されていたものです。 複数のサウンドフォントがある場合、上にあるものが優先で有効になります。 必要のないフォントはチェックを外すか削除して下さい。 ユーティリティモード(PyLite4.4以降) 従来のCardWirthでは、デバグ専用宿とゲーム専用宿が完全に分離しており、ゲーム専用宿ではシナリオで問題が起きた場合に修正したり、称号操作を行うにはデバグ機能を一部だけ開放した、「ユーティリティモード」を使って操作します。 Py系エンジンではこれを「デバッグモード」として統合し、常に使用可能になっていますが、PyLiteではデバッグ機能はプレイヤーが極力触れなくていいようにすべきと考え、従来の制限した形への再分離を進めています。 ユーティリティモード 拠点の拡張メニューか、セーブ可能な状況下でCtrl+Dから切り替え可能 シナリオ開始時・戦闘時には自動で解除される 一部のデバッグ操作を利用できる拠点内とシナリオのキャンプ中、デバッガとゴミ箱を表示 設定に関係なく、プレミアカードの破棄が可能※売却は不可 キャラクター情報ダイアログの経歴クリックでクーポン操作 カード操作ダイアログのカード検索対象に「キーコード」を追加 シナリオ選択ダイアログで「エディタで開く」ボタンを表示 デバッグモード(デバグ宿) すべてのデバッグ機能が利用できるキャラクターの簡易作成 キャラクター情報で隠蔽クーポンを表示 バトル中にデバッガを利用可能、エネミーが常時暴露状態 経験点に関係なく最大15までのレベル調節が可能(5.0以降) 拠点(宿)内に居る時、設定画面からのみ切替可能 デバッグモードであるかどうかは拠点ごとに保存(システムゴシップ「@デバグモード」の所持で判断) シナリオとスキン シナリオ制作関連 以下の別ページを参照下さい。 CardWirthPyLite/CWXEditor-Classicについて 仕様情報 CardWirth 1.50仕様シナリオの制作情報 マニュアル/公式キーコードについて マニュアル/知っておくべき知識 スキン関連 Py系エンジンでは"Data/Skin/"に「スキン」を入れることで、設定画面からスキンを変更することが出来るようになります。 また、メイン画面にCardWirth 1.20/1.28/1.29/1.30/1.50や各バリアントエンジン、アレンジエンジンの実行ファイル(exe)をドラッグアンドドロップすることでスキンを自動生成することもできます。 PyLiteでは概ねPy-Rebootと同じものが使用・変換可能ですが、若干の仕様違いがあります。 PyLiteのスキン仕様 FAQ Py全般の質問は攻略wikiのよくある質問を見て下さい。 動作環境 PyLite 5.0時点推奨スペック CPU Intel Core i3以上/AMD Ryzen5以上※2倍描画を使う場合、第8世代以降 必要メモリ 32bitOS+4GB (推奨 64bitOS+16GB以上) 必要ディスク容量 500MB~ (推奨 SSD 500GB以上) なお、カードワースはGDI描画(ソフトウェアレンダリング)のため、 一般的なPCゲームで言われるビデオカード(GPU)の交換については、効果はほとんどありません。 (Py系も現状はSDL1のラッパPygame1系を使用しており、SDL2に移行できていません) CPUパワーとストレージ(SSD、HDD)の読み込み速度の影響が大きく、 特に画面拡大や高倍率描画設定で快適にプレイしたい場合は、 CPUはコア数よりもシングルコア性能重視(Ghzが高いもの、Intel優位)がいいです。 互換性 CardWirth 120/1.28/1.29/1.30/1.50、バリアント/NEXT1.60の宿は使える? シナリオは遊べる? 他のPy系エンジンと同様にCW120/1.28/1.29/1.30/1.50/バリアントの宿・シナリオに対応しており、 PyLiteのみが対応する1.28-1.50仕様シナリオが少数存在します。 NEXT1.60については、現状シナリオの貼り紙選択での表示・移動・削除(PyLite4.0以降・プレイは不可)と エディタでの無圧縮NEXT形式シナリオの読み込み(CWXEditor7以降の機能)、 エンジンのスキン化のみ可能です。宿は認識されません。 Py-Rebootのスキン・宿は使える? Py専用(WSN0~5)シナリオは遊べる? 使えます・遊べますが、以下の注意点があります。 スキン フォントのデフォルト設定が異なるため、フォントを変更しているスキンでは若干不整合が出る場合がある。 カード操作ダイアログの大きさが異なるため、Rebootの独自規格にきっちり合わせたPAD.bmpを使用するスキンでは表示がズレる場合がある。 シナリオ選択ダイアログのフォルダ表示のレイアウトが異なるため、Rebootの独自規格にきっちり合わせたFOLDER.bmpを使用するスキンでは表示がズレる場合がある。 シナリオ キーコード所持分岐の仕様が異なる(戦闘中の手札)ため、WSNシナリオ内およびWSNシナリオから持ち出した使用時イベントでキーコード所持分岐[アイテム][戦闘中の手札]を別々に使っているカードは戦闘中、判定結果が食い違う可能性がある。 CardWirth1.28以降の戦闘行動の自動選択/召喚獣AIを一部Py-Reboot側が再現していないため、若干ながら戦闘バランスが異なる。主に問題となるのは、回復モーションを持つ召喚獣カードの挙動。CardWirth1.28以降とPyLiteではウンディーネが同一対象に重複して発動しないが、Py-Rebootでは全て発動する。 他のエンジンにある私物機能:パーソナル(Py-Reboot)/バックパック(NEXT)は使える? デフォルトでは無効になっていますが、パーソナルは使用出来ます。(4.4以降) 設定>「荷物袋にあるカードのキャラクターごとの私有を許可」を有効にして下さい。 仕様はPy-Rebootのものと同一です。5.1以降、レベル調節中も所有数が減らなくなりました。 Py(Reboot)と使い分ける価値は? PyLiteでは、CardWirthのバグやマイナーな仕様も再現しているため、 一応、Py-Rebootで動かないシナリオも本来の仕様で遊べるというメリットは存在しますが、 戦闘バランスへの影響を除けば、現状確認している範囲で20数本程度という軽微な違いなので、 ほとんどのユーザーにとっては、使い分けるまでするほどではないかと思います。 PyLiteはCardWith 1.20/1.28に長年触れてきたユーザーにとっての互換性・再現性・忠実性を重視しています。 しかし、その定義や許容範囲は、人によってばらばらです。 新規にCardWirthを始める人からすれば、全くどうでもいい違いにも映るでしょう。 PyRebootをメインで使えているなら、PyLiteを選ぶ必要はありません。 ブラウザのような感じで、好みで判断して下さい。 変更点の詳細はこちら。 問題・不具合 Windows10で実行がブロックされる 「詳細情報」>「実行」をクリックして下さい。 実行者が少ないアプリは自動でブロックされる(理不尽な……)仕様のようです。 フリーソフトではよくあるようで、アプリ側では打つ手がありません。 トロイの木馬やマルウェア判定をされることもあるようです。当然ながらそんなものは入っていません。 PyLite 5.1以降、バンドルするファイル数を減らした対策版を用意していますが、全般的な解決にはならなそうです。 CardWirthPyLiteはオープンソースなので自分でビルドすることもできますが、 プログラムの開発環境を導入するのは、一般的なWindowsユーザーにとっては非常に敷居が高いものと予想されます。 そして開発環境を整えられるエキスパートユーザーなら多分この問題で不安になることはなさそうです。 正常に終了出来ない(BGMが再生され続ける等) タスクバーの右クリックメニューからタスクマネージャーを開き、 「詳細」から「CardWirthPyLite.exe」を探して終了させて下さい。 タスクマネージャーは以下のショートカットキーでも起動可能です。 [Ctrl]+[Shift]+[Esc]キー [Ctrl]+[Alt]+[Del]キー [Windows]+[X]キー 突然強制終了してしまう、フリーズする Py系エンジンは、動的な一時データを大量に読み書きしているため、Windows標準の「エクスプローラー」やウイルス対策系ソフトにファイルの権限を横取りされたり、書き込みを抑止されるのにめっぽう弱いです。ウイルス対策ソフトの設定で、フォルダを丸ごと除外してもらえると改善することもあるようです。 トラブルが出そうなケース ユーザーアカウント制御(UAC)関連 ウイルス対策ソフトがCardWirthPyLite\Data\Tempを監視・ブロック・勝手にファイルを削除する CドライブのProgram Files、Program Dataのような特殊なディレクトリに置いている ユーザーが権限を持たないドライブでの実行(プロパティのセキュリティでアクセス許可があるか確認) また、「2倍描画」設定を選ぶとかなり高スペックなPCでないと動作が不安定になると思います。今時のディスプレイだとCardWirthを原寸解像度で遊ぶのはかなり厳しいので、拡大は大きな売りでもあるのですが、現状トレードオフです。 開発者の環境でも低頻度ながらクラッシュするときはしてしまうので、安定させたいのですが、今現在も満足いくレベルには至っていません。もしエラーログが出ていたら送っていただけると助かります。 「パーティを読み込めませんでした。データが破損している可能性があります。」と表示される(5.0以降) 以前は問答無用でハングアップしていたのですが、通知して読み込まないように対処しています。 不正なパーティデータは通常作られることはありません。以下のパターンが想定されます。 yadoフォルダのサブフォルダやキャラクターのXMLを操作してしまった ウイルス対策ソフトが勝手にキャラクターのXMLデータを移動/削除してしまった データをインストールしているストレージ(SSD/HDD/USBメモリ等)が壊れかけている(重大) 1.の場合は、元に戻せば正常にロードできるはずです。 2.はウイルス対策ソフトの設定を確認してみてください。 3.は手遅れになる前に別のストレージに移すことをオススメします。 なおどうしても諦めきれないパーティデータがある場合、開発者に送っていただければ読み込める形に修正してお返しすることは可能です。(目当てのデータが丸々無くなっているケースには対応できません) データは見られたくないが、助言が欲しいという場合も気軽にお問い合わせください。 正常に動作しないシナリオがある 他のエンジンでは正常に動作するシナリオがPyLiteで正常に動作しない場合、 それは未対応のNEXT形式であるか、PyLite側の不具合/バグです。 readmeなどの付属テキストに対応エンジンとしてPyLiteが記載されていなければ、 シナリオ作者の方には無関係ですので、問い合わせ等しないようお願いいたします。 可能であれば、エンジン開発者側に報告して頂けると助かります。動作するよう善処します。 貼り紙に表示されないアーカイブ(ZIP等の圧縮ファイル)がある ZIPの圧縮フォーマットにはいくつかあり、Python2の標準ライブラリでは BZIP2、LZMA(7-ZIP)、DEFLATE64(これは3でも)をサポートしていないので展開に失敗します。 一度他の展開用ツールで解凍して通常フォーマット(無圧縮かDEFLATED)で再圧縮してみて下さい。 また、ZIPで更に圧縮されたWSNシナリオなど、多重に圧縮されているものも上手く読み込めません。 一つのアーカイブに複数のシナリオが入っている場合は、先頭のものが認識され残りは無視されます。 レベルアップ条件を満たしているのにレベルアップしないんだけど……。 デバッグモードを解除してください。 PyRebootでは任意のオプションになっていますが、 PyLiteでは設定にかかわらずデバッグモードではレベルアップできません。 CardWirthのデバグ宿ではレベルアップしないため、意図的にそうしています。 スキンやデバッグモードへの切り替えができない PyLite3.0以降は、トレード・解散・ゲームオーバー中はスキンやデバッグモードの変更が出来なくなりました。 PyLite5.0以降は、Ctrl+Dの動作を「ユーティリティモード」に変更しています。 CardWirthのユーティリティモードはセーブ可能な状況下でしか開けないので、それに倣う変更です。 二倍/四倍描画ができない 低解像度環境で2倍描画すると稀にクラッシュするバグを確認しているため、 2.0倍以上に拡大できない(すると画面からはみ出す)解像度では1倍固定にしています。 利便性のためPyLite2.3以降変更できるようにしました。クラッシュするバグは依然として残っているのでご注意下さい。四倍解像度については高解像度環境下でないと利用できません。 シナリオ選択しているとき、フォルダを表示するのが重い フォルダ内に未対応形式のZIPなどのアーカイブ(画面にD Dして表示されないもの)があると 毎回中身を確認しにいくため、時間が掛かることがわかっています。(4以前はNEXT形式も該当) 可能なら展開したり、フォルダを分けることをお勧めします。 また、cabファイルは、Windows側のコマンドオプションexpandで展開しているため、zipに比べると低速になります。 cabには他のCardWirthエンジンで読み込めるという利点もありますが、 Py系エンジンのみを使っている場合はすべてzipにするのがお勧めです。 バグ報告・要望 コチラにどうぞ。アカウント取得を迫られますが、実際には不要でパラメータは適当でOKです。 特にバグは極力減らしたいので、些細なものでも報告していただけると助かります。 あると助かる情報: 問題が起こった時の状態または再現手順 エンジンのVer 使用OS(Windows10-64bitなど) CardWirthPyLite.exe.log(出力されている場合) ここに書いたり、X等で開発者に教えて頂く形でも構いません。 メールは普段チェックしていないため、急事はそれ以外推奨です。 test -- test (2019-08-27 08 21 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cwpy/pages/34.html
使い方逆引き辞典(プレイ編) 「 こんなことをしたいんだけど、どうしたらいい? 」「 CWで出来てたあれはPyではできないの? 」 というような情報を逆引きするためのページです。 設定ダイアログの各種オプションはこちら。 基本的な使い方はCardWirthPyプレイヤーズガイドにも書いてあります。 エンジンの外見をカスタマイズしたい サウンドフォントの追加の仕方 キャラクターやカードを別の宿に移動させたい(Pyの宿同士) キャラクターやカードを別の宿に移動させたい(Py⇔1.28-1.50) 「互換モード」って何? スクリーンショットのタイトルに背景画像を付ける[Py2以降] キャラクターに高解像度画像を使いたい[Py2以降] 異なる種別のスキンに変更したい[Py2以降] エンジンの外見をカスタマイズしたい Pyでは、エンジン内のリソースは一切隠されていません。スキン内の素材をそのまま上書きしていくことで、詳細なカスタマイズが可能です。 CardWirthで既にカスタマイズ済みの環境がある場合、実行ファイルを起動中のPyの画面にドラックアンドドロップしてスキンを自動変換するのが手っ取り早いでしょう。Data\Resourceフォルダ(CardWirth1.30以降の機能)も反映された状態でスキンが作られます。 従来のCardWirthとはフォルダの構成が異なるので、Data\Resourceフォルダのみを直接持ってくることはできませんが、Py4以降ではスキンに自動でインポート(上書き)できるようになりました。リソースインポート機能を利用するには、設定(F2)>詳細設定>スキン>編集...から「CardWirthリソースのインポート」を選択し、ご利用のResourceフォルダの場所を選んで下さい。 ※上書きされた元のスキンリソースは消えてしまうので、バックアップは取っておきましょう。 サウンドフォントの追加の仕方 そもそもサウンドフォントとは? MIDI(楽譜データ)を鳴らすための楽器の音をまとめたものです。 BGMの音色が変!という場合、大抵コレが原因なので、差し替えることで改善します。 サウンドフォントの種類については、色んなサイトで解説されていますのでそちらを見て下さい。 容量が千差万別なので、サイズの大きいものを使えばそれだけ高音質で再生できます。 CWPyでサウンドフォントを追加するには 設定>詳細設定>音声>MIDIサウンドフォントを見て下さい。 隣にあるチェックボックスはそのサウンドフォントが有効になっているかを意味します。 デフォルトでは「005.6mg_Aspirin_Stereo_V1.2_Bank.sf2」にチェックが入っているはずです。 (1.1以前はTimGM6mb.sf2) サウンドフォントを新しく追加するには「追加」ボタンを押してください。 他のCardWirth エンジンで使っているものがあれば、 その場所を指定するだけで、Pyのフォルダにコピーし直さなくても使用できます。 CWPyではチェックが入っているもので、上にあるものから優先して使われるので サウンドフォントを複数使う場合は「↑」「↓」で優先度を調節しましょう。 チェックは何個でも付けることができますが、その分だけメモリを消費します。(使いすぎに注意) また、どれでもいいので一つはチェックを付けておいて下さい。サウンドフォントに一つもチェックを付けないと、PyはPyGameライブラリで音を鳴らそうとしますが、CardWirthが採用しているBASSライブラリとは互換がないため、oggのボリューム調節が利かなくなるなど、大小様々な不具合が生じます。 キャラクターやカードを別の宿に移動させたい(Pyの宿同士) CardWirthではパーティのWCPファイルを移すことで手軽に宿を移すことができました。*1 Pyでは細かくフォルダ分けされているので、 「どれを移動させればいいんだろう?」と戸惑うかもしれませんが、ご心配なく。 Pyでは「転送」することで簡単に移動(コピー)することができます。 「転送」機能を使うには宿選択画面の「拡張」から「転送」をクリックして下さい。 一覧の中から転送したい要素をチェックし、 「決定」を押せばその要素が転送先の宿にコピーされます。 転送できるもの パーティ 宿にあるカード 待機中メンバー アルバム 終了印 拠点にある資金 シナリオのブックマーク シナリオに保存されたJPDC(エフェクトブースターの撮影データ) 編成記録 キャラクターやカードを別の宿に移動させたい(Py⇔1.28-1.50) CardWirth Py系エンジン とCardWirth 1.28-1.50 間ではフォーマット自体が異なっているので、 カードを移動する前に、一度「変換」もしくは「逆変換」を行う必要があります。 「変換・逆変換」機能を使うには、宿選択画面の「拡張」メニューを開き、 CardWirthの宿をPyに持ってくるには「変換」を、 Pyの宿をCardWirth用に変換するには「逆変換」を選択して下さい。 「変換・逆変換」は上書きではなく、変換先にコピーして行われるのでバックアップを取る必要はありません。変換先で使用できないVerの機能を使ったカード、一部のPy専用機能を使ったキャラクター(複数レイヤを持つ連れ込みキャスト等)や、Py専用シナリオから持ち出した効果系カードは変換時に自動で取り除かれます。 ※スキンで種族を設定したキャラクターについては、変換に影響はありません。 ※CardWirthで使えない機能はPyのVerが上がる度に増えるため、この機能は慢性的にバグが多いです。もし不審な挙動をした場合はご報告よろしくお願いします。 ※NEXTの宿は、変換できません。(暗号化されているため対応不可) 一方通行になりますが、Py⇒1.50⇒NEXTという手順で送ることは可能です。 「互換モード」って何? 互換モードとは シナリオを CardWirth の古いバージョンの環境で再生する事ができる機能です。 旧仕様の完全な再現になるわけではなく、進行に問題が出る状態判定などのみを置き換えます。 通常は下記のデータベースにより自動で切り替わるのでプレイヤーがこの機能を意識する必要はありません。 CardWirth では 1.20→1.28間の大きな仕様変更により、1.28以降では表示上の不具合が起きたり、進行不能となるシナリオが出てきました。Pyエンジンはそれらのシナリオでだけ、ピンポイントで古い振る舞いをさせることができるようになっています。 各Verの仕様についてはこちらを参照→バージョン間の互換性情報 互換モードを動作させるには 自動の「互換性データベース」と手動の「mode.ini」の二つの方法があります。 互換性データベースとは 互換性データベースの実体はDataフォルダにあるCompatibility.xmlです。 「1.28以降で進行不能になる1.20シナリオ」は大体このリストに載っているので、 プレイヤーは何もしなくても、自動でシナリオを判断して、適切な仕様でプレイすることができます。 もし現在も配布が行われていて、データベースに載っていないシナリオを見つけたら、 開発サイトで報告して頂けると助かります。 mode.iniの作り方 メモ帳などで新規テキストファイルを作り、以下の2行を記述してください。 [Compatibility] engine=1.20 それを保存し、「mode.ini」という名前・拡張子にリネームしてください。 あとはそれを使いたいシナリオのフォルダに入れるだけでOKです。 以上は1.20仕様で動かす場合の例です。他には以下のようなものがあります。 engine=1.20 シナリオをCardWirth 1.20の仕様で動かす engine=1.28 シナリオをCardWirth 1.28の仕様で動かす zIndexMode=1.20 PCカードがメニューカードより下にくるようにします1.50のオプション「カードの表示順を1.20互換にする(FLIP用)」と同等の効果があります enableVanishMemberCancellation=true 対象消去されたメンバーが戻ってくるバグの再現 スクリーンショットのタイトルに背景画像を付ける[Py2以降] ゲーム中、PrtScrキーを押すことで画面を画像に保存することができます。 また、 Py2以降はShift+PrtScr同時押しでパーティの所持カードを一覧で保存できます。 これらのタイトル部分に背景を付けるには、2通りの方法があります。 1.設定>詳細設定>一般>スクリーンショット情報>背景画像で使いたい画像を指定して下さい。 2.Py4以降は、使用しているスキンでResource\Image\Other\SCREENSHOT_HEADER.pngを置くことでも差し替え可能です。(1が指定されている場合は1優先) 文字は縁取りされていますが、見難い場合はすぐ隣上の選択を 「白文字」から「黒文字」に変えると文字色を反転させることができます。 キャラクターに高解像度画像を使いたい[Py2以降] CardWirth の画面サイズは、最近のゲーム(で使われる大画面モニタ)に比べるとかなり小さめです。 Pyでは滑らかに拡大できるようになっていますが、配置の都合上、規格自体は94x74サイズに縛られており、細かい描き込みは潰れてしまいます。そこでPy2以降では、拡大時の描画倍率ごとに異なる大きさの素材を指定できるようになりました。 この機能を使えば、より大きいサイズの画像でキャラクターを表示できるようになります。 やり方 高解像度化したイメージを用意したら、 そのまま「ファイル名.x2.png」という風にリネームして元の画像と同じフォルダに置いて下さい。 画像は両方用意する必要があります。(大きいサイズだけ用意して縮小表示ということはできない) 例: Male-YNG00の2倍解像度画像 Male-YNG00.png ←両方同じフォルダに置く Male-YNG00.x2.png ←両方同じフォルダに置く サイズ表 ファイル書式 等倍 74x94 そのまま 2倍 148x188 ファイル名.x2.拡張子 4倍 296x376 ファイル名.x4.拡張子 規格外サイズの場合も従来通りの配置になるので単純に倍にして下さい。 あとはキャラクター情報ダイアログ(キャラクターを右クリック)を開き、 「デザインを変更する」から通常通り画像を選択するだけでOKです。 描画倍率が2倍以上で、なおかつ画面が拡大されている場合に、x2の画像が優先表示されるようになります。 「BloodWirth」でデフォルト画像の2倍解像度化が行われているので参考にしてみて下さい。 拡大可能倍率はご使用のモニタに依存しています。 2倍を選べない小さい画面解像度(1600×1200未満)で描画倍率を2倍にした場合、 環境によりクラッシュする不具合があります。 その場合は大きなモニタにするか、1倍でプレイして下さい。 なお描画倍率4倍は低解像度環境では選択することはできません。 4kモニタなどなら利用は可能ですが、動作が非常に重くなるので現時点では非推奨です。 異なる種別のスキンに変更したい[Py2以降] Py2以降、拠点がロードされている間は、種別が同じスキンのみしか選択できなくなりました。 つまり標準のClassic(中世I型/MedievalFantasy)でプレイ中の宿では、同じ種類のBloodWirthやJUDGMENTには変更できますが、それ以外の種別スキン(現代バリアントなど)はSkinフォルダにあっても候補に表示されません。 これは知識のないユーザーが素材や機能に互換性がないスキンに自由に変更できてしまうと、思わぬ不具合の元になるための処置ですが、それを理解した上で変更したい時もあります。 プレイ中のデータを異なる種別のスキンに切り替えたい場合は、 設定画面の詳細設定>一般>スキン>「異なるスキンの種別を表示する」にチェックを入れて操作して下さい。なお、オープニングのスタート画面では従来通りすべてのスキンが表示されます。
https://w.atwiki.jp/cwpy/pages/20.html
クラシック形式 CardWirthPy/CWXEditor では従来のCardWirth(1.20-1.50、バリアント)で再生できる 「Summary.wsm」で構成されるシナリオ形式を便宜上「クラシック形式」と呼称し、 Py/XEditorのみで再生・保存できる専用形式「WSN形式」と区別しています。 目次 CWXEditorでクラシック形式のシナリオを作るには1. クラシックエンジンの登録 2. クラシック形式シナリオの新規作成 3. WSN形式からクラシック形式への変換 まとめ(最低限やっておくべきこと) どのエンジン向けに作るか【重要】CWXEditor製シナリオで1.50以下に対応する際の注意旧CWXEditorの格納PNG問題 WirthBuilderのPNG BMP保存問題 エンジン・エディタ仕様の違い CardWirth「1.28」とバリアントについて CWXEditorでしか入力できない設定 連れ込みNPC(キャスト)のPy独自仕様 クラシック形式でのPy用シナリオクラシック形式でも利用可能なPyの専用機能 CWPyのバージョン判定称号 mode.iniで互換モードを使う CWXEditorでクラシック形式のシナリオを作るには CWXEditorでシナリオを作る時、普通に新規作成を行うとWSN形式のシナリオを作成してしまいます。 これは元々WSN形式専用のエディタとして作られていたという経緯によるものです。 WSN形式は現在のところPy専用形式であるため、1.50以前との互換を保ちたい場合は、 少し注意して「クラシック形式」を選択しましょう。 1. クラシックエンジンの登録 CWXEditorは従来型のCardWirthエンジン(以降クラシックエンジン)を認識し、できるだけそのエンジンに合わせた表示や設定を行おうとします。 例えば学園バリアントは、ファンタジーⅠ型のエンジンとカードや背景の外見が異なり、キャラクターの作成時に「熱血型」や「秀才型」といった型を選択できますが、CWXEditorが学園バリアントを認識すると、それらに適合するシナリオを作ることができるようになります。 クラシックエンジンは手動で設定して認識させることもできますが、もっとも簡単な方法は、「そのエンジンのScenarioフォルダ(バリアントはそれに相当する)以下にあるシナリオを開く」です。CWXEditorは、シナリオを開いた時に、そのシナリオが存在するフォルダを上へ上へと辿って行き、CardWirthエンジンを見つけるとそれを認識し、自分の中に登録します。 あるいは、シナリオを新規作成する際に、ターゲットとするクラシックエンジンのScenarioフォルダ内を作成先として選択するといいでしょう。 2. クラシック形式シナリオの新規作成 メニューやツールバーから「新規作成(Ctrl+N)」を選ぶと「新規シナリオの作成」ダイアログが現れますが、 ここで「タイプ」に「クラシック」を選択します。 後は、普通にシナリオを編集すればOKです。 もし誤って「クラシック」以外で新規作成を行った場合は、次の方法で変換しましょう。 3. WSN形式からクラシック形式への変換 CWXEditorで「名前を付けて保存」を行い、保存形式として「クラシックシナリオ」を選択して保存します。 CWXEditor 3.1以降であれば、以下の素材拡張子問題を自動的に解決するため、それだけで変換完了です。 + ... CWXEditor 3.0以前の場合、CWPyで使用しているスキンにもよりますが、 素材に絡む問題が出ることがあります。 CWPyに標準で付属している「Classic」スキンは、 CardWirthとほぼ同じ環境を再現するスキンですが、サイズを削減するため、 背景イメージ(Tableフォルダ内)の形式を「*.png」に、 効果音(Soundフォルダ内)の形式を「*.ogg」に変換しています。 これらは、クラシック形式では「*.bmp」と「*.wav」でなければなりません。 そのため、「Classic」スキンで編集したシナリオを クラシック形式に変換したい時は、次の作業が必要です。 1. Ctrl+Fまたはメニューの「編集」から、「検索と置換」ダイアログを開き、 「テキスト検索」タブを選択します。 2. 「検索/置換対象」で「ファイル名」のみにチェックを入れます。 3. 置換前に「.ogg」を、置換後に「.wav」を設定し、置換ボタンを押して置換を実行します。 4. 同様に、「.bmp」を「.png」に置換します。 5. 自分でシナリオ内に「*.ogg」や「*.png」の素材を用意して使用している場合は、 巻き添えで拡張子が変わってしまうため、 該当するファイル名を指定して置換を行い、「.ogg」と「.png」に戻します。 まとめ(最低限やっておくべきこと) まず対象となるエンジンを指定できているか確認する。(テーブル>貼り紙クリック>詳細データ) 選択肢にない場合、そのエンジンのシナリオフォルダを一度開く(自動登録) もしくは手動登録する。(ツール>エディタ設定)※ついでにその他>対象エンジンを選んでおくと良い どのエンジン向けに作るか さて、クラシック形式で保存することで、大抵のCW互換エンジンが認識できる形式になりました。 しかしこれだけでは全てのエンジンで十全に遊べることを意味しません。 自分が使用しているエンジンだけに対応するのは簡単ですが、複数のエンジンに対応したい場合は、各エンジン間に存在する膨大な仕様違いを把握し、場合によっては判定分岐などを駆使してエラーが起きないようにする必要が生じます。しかしそれは大抵の制作者には高すぎるハードルです。 CWXEditorでは補助機能として、「設定 その他 対象エンジン」に対応したいエンジンを指定しておくと、そのエンジンで使えない機能を使おうとした場合に警告が表示されるようになっています。 また、検索ダイアログ(Ctrl+F)にある「誤り検索」で対象エンジンの環境下でエラーが起きる箇所を検出してくれます。低Verの移植時やシナリオの総仕上げにやっておくといいでしょう。 【重要】CWXEditor製シナリオで1.50以下に対応する際の注意 旧CWXEditorの格納PNG問題 CardWirth 1.20-1.50/バリアント/NEXTでは、PNG形式の画像を格納したスキル/アイテム/召喚獣/情報カードを取得できない(異常発生と表示)。 CardWirth1.20-1.50/NEXTでは、PNG形式の画像を格納した貼り紙や、エリアの格納メニューカードを表示できない(エラー発生)。 CWXEditorの8以前では、BMP以外の画像を格納することができていましたが、CardWirth 1.50 のPNG形式対応は不完全で、実際には「PNG画像の格納」にはPy以外のエンジンは一切対応していません。これによってクラシック形式なのにPy以外では読み込めないPy専用シナリオが不本意に作られてしまう、という問題が起こっていました。 最新のCWXEditorではBMP以外を格納できなくなったため、この問題は起こりません。しかし、カード画像を格納するために、PNGやGIFをBMPに変換するには、別のアプリケーションでの変換が必要です。 ■よく使用されているペイント・レタッチ系ソフト■ ペイント3D(Windows標準) ベクターの画像編集ソフト GIMP(無料) Photoshop(有料) CLIP STUDIO PAINT(有料) WirthBuilderのPNG BMP保存問題 「1.50またはNEXT付属のWirthBuilder」は格納時に強制的にBMPに変換する仕様(32bit透過PNGは32bit透過BMPになる)なので、BMP変換ツールとして代用(読み込み→保存)できますが、不正なヘッダ情報を付与するため、他のアプリケーションでは読めなくなるバグがあります。CWPy・CWXEditorユーザーの観点からは、この方法は非推奨です。 Py・XEditorでは一見、正常に表示できているように見えてますが、この壊れたBMPを逐次読める形に修復して読み込んでいるため、パフォーマンスが悪化しています。たとえば、荷物袋等の読み込みに時間がかかる遠因にもなっているので、この事情に配慮していただける方は、WirthBuilderのPNG変換機能は使用せずに、上記のような外部ツールで正常に変換したBMPを格納するのが望ましいです。 WirthBuilderによって作られた不正なBMPは以下のツールで修復することが可能です。 →格納ビットマップ修復 for CardWirth 1.50-1.60 エンジン・エディタ仕様の違い 各エンジンで、カード名と解説欄で使用できる最大文字数が異なる。 →比較表 「CWXEditorで制作したシナリオ」の他のエディタでの保存しなおし。上記PNGの格納問題で、PNG格納カード・エリアを読み取れないので、WirthBuilderでシナリオを上書き保存した場合、それらはすべて消えてしまう。 貼り紙の解説の改行ラインが異なるため、自動で改行が行われズレが生じる。 下記の「CWXEditorでしか入力できない設定項目」は、他で編集した場合初期化。 Classicスキンの拡張子問題でWirthBuilderでシナリオを上書き保存した場合、ファイル名の指定情報が吹っ飛ぶ。→XEditor7以降はクラシック形式であれば強制でwav/bmpとして保存するため、この問題はなくなりました。 WirthBuilderと併用する方は注意。「いつのまにかエリア・カード・デフォルトのファイルや効果音などの参照指定が消えていた」ということが起こりえるので、マメにバックアップを取った方がいいです。 CardWirthEditor / WirthBuilderで制作したシナリオをCWXEditorに移行する場合はほぼ問題ありません。 CardWirth「1.28」とバリアントについて CWPy/CWXEditorで対応しているバリアントエンジンはすべて「CardWirth 1.28のライセンス」によって制作/配布されています。1.50ではありません。「1.50仕様」でシナリオを制作した場合、Pyでスキン化したバリアントでは動作しますが、オリジナルのバリアントエンジンでは動作しません! https //cardwirth.net/office/variant.php 各自でCardWirthExtenderを導入して1.30相当にアップデートしたり、Pyでスキン化して1.50相当 (or Py専用)シナリオを作ることについては公式によるアナウンスがないため、取り扱いにご注意下さい。 オリジナルバージョン ギルド投稿 現代 1.28 ○ 学園 1.28 ○ 大江戸 1.28 ○ 妖魔 1.28 - SF 1.28 - CardWirth1.28とPyのみサポートしている機能 動画(MPEG)再生機能。この機能は、1.50では動作しません。 JPEGのマスク指定。Pyでは下記の互換iniが必要です。 CardWirth1.28でサポートされない機能 1.29以降追加されたすべての機能・コンテント BMP画像のアルファチャンネル CWXEditorでしか入力できない設定 Py以外のエンジンも再生対応しているものの、 本家エディタや旧WBでは入力できない、ある意味隠し機能です。 キャストカードに初期状態を設定 カードの一次・二次効果音にシナリオ内効果音を設定。※Py以外では持ち出し不可 カード単位でシナリオ名/作者名を設定可能。リューンアイテムの倉庫シナリオなどで出典を「交易都市リューン」のままにできる。 連れ込みNPC(キャスト)のPy独自仕様 従来のCardWirthエンジンではキャストを連れ込んだ場合、宿製PCと異なる体力、シナリオ内で変化したデータは初期化されますが、Pyでは一部維持されます。連れ込みシナリオを作る際はご注意下さい。 キャストデータ 1.28-1.50 Py 標準値と異なる体力 次回レベルアップ時に初期化 係数として保持 特殊型選択時のレベル上限上昇 無効(神仙型でも10) 有効(神仙型なら15) 初期称号に設定された「@レベル上限」の得点 有効 有効(型よりも優先) 初期称号に設定された「@EP」の得点 強制的に0 有効(Py4以降) シナリオ中に配布・破棄された称号 初期化 反映 シナリオ中に配布・破棄されたカード 初期化 反映 シナリオ中に撮影されたJPDC シナリオ内保存 宿内保存 シナリオ内の画像・音声を使ったカード 持ち出し不可 持ち出し可能 つまり、連れ込みキャラクターの初期称号をメイキングするようなシナリオはPy向きです。 他のエンジンではどの道実現できない(全パターンの差分を用意するしかない)ので、WSN形式で作成する方がいいでしょう。 クラシック形式でのPy用シナリオ 「WSN形式があるんだから、クラシック形式でPyシナリオを作る意味はないんじゃないの?」 WSN形式に比べると制限が付きますが、あえてPyでもクラシック形式を採用したい場合があります。 複数のエンジンにマルチ対応したい Pyの機能を使いたいが、1.50などのエンジンでも遊んで貰いたい場合。 たとえば、バージョン判定称号を活用すればPyには独自効果音の技能を配布、他にはデフォルト効果音の技能を配布ということが可能です。 (ややこしいので通常は素直にWSN形式で作った方が良いでしょう。) エディタ上の表示がシンプル WSN形式では専用の新コンテントや機能が追加されていますが、 これらはXEditorがクラシック形式のシナリオを開いている時は表示されません。 あまり凝った事をしない制作者にとって、機能が限定されているということはメリットです。 他のエンジンにも対応したくなった時に移植性が高い 表示されていないので、誤って移植困難になる機能を使ってしまうということがありません。 クラシック形式の志向性を保つ WSN形式では全てがXML文書になり、素材格納の概念がないという強い独自性があり、シナリオ構造をあまり見られたくない制作者には抵抗があるかもしれません。また、クラシック形式では画像を格納するので重複で容量は増加しますが、展開時の総ファイル数は少なくて済みます。 クラシック形式でも利用可能なPyの専用機能 称号分岐で「バージョン判定称号」が利用できる。 技能/アイテム/付帯能力カードイベントに指定された素材持ち帰り。たとえば銃の独自効果音などはDataフォルダに移動を指示しているシナリオがありますが、Pyではシナリオに入っていれば自動で保存されるため、シナリオ外でも独自効果音を再生できます。 カード名と解説欄の文字数制限なし。最大まで埋められる。カード名がはみ出す場合、枠内に収まるように縮小表示される。 1.20以前と同様に解説文が同じで異なる画像・使用時イベントを持ったカードを保持できる。 連れ込んだキャストにシナリオ中での称号変動が反映される。また、レベル変動後も固有体力が保持される。高い体力を持った連れ込みキャラを作成可能。 いくつかのBGMループに対応。(RPGツクール形式のMIDI、ogg) CWPyのバージョン判定称号 CWPy5.1現在、クーポン分岐コンテントなどで以下のシステムクーポンを判定すると 実際に持っているかにかかわらず所有判定に成功します。 クラシック形式でエンジンがPy系かどうかを判定したい場合などに利用してください。 Ver判定称号一覧 @CardWirthPy Version.0.12.2 @CardWirthPy Version.0.12.3 @CardWirthPy Version.0.12.3b @CardWirthPy Version.1.0 @CardWirthPy Version.1.1 @CardWirthPy Version.2.0 @CardWirthPy Version.2.1 @CardWirthPy Version.2.2 @CardWirthPy Version.2.3 @CardWirthPy Version.3.0 @CardWirthPy Version.3.1 @CardWirthPy Version.3.2 @CardWirthPy Version.3.3 @CardWirthPy Version.3.4 @CardWirthPy Version.4.0 @CardWirthPy Version.4.1 @CardWirthPy Version.4.2 @CardWirthPy Version.4.3 @CardWirthPy Version.5.0 @CardWirthPy Version.5.1 新しいバージョンは過去の称号を全て持っています。たとえば「@CardWirthPy Version.1.0」を称号分岐成功なら1.0以降かを判定できます。 過去の特定バージョンのみを判定したい場合、 「@CardWirthPy Version.2.2 Only」というように、Onlyを付けて下さい。 mode.iniで互換モードを使う CWPyではCardWirth 1.50までに存在するいくつかのバグが修正されています。 また、1.50に存在する、「カードの表示順の1.20互換にする(FLIP用)」オプションがありません。 しかし、それらを前提としているシナリオが少数存在します。 今後そうしたシナリオを作る側が、Pyでも動作を望む場合には、 対応するmode.iniを同梱することで、シナリオ側からPyの挙動を制御することが可能です。 (プレイヤー側に「アニメ最速」というような設定変更を求めなくて済むということ) やり方 シナリオフォルダ(Summary.wsmのある階層)にmode.iniを一緒に入れるだけです。 mode.iniの書き方については「互換モード」って何?を見て下さい。 以下は面倒臭い人向けの記述済みiniです。 機能別 対象消去キャンセルバグ DL 1.20のカード表示順(FLIP)オプション DL 1.20互換動作 DL 1.28互換動作 DL 1.30互換動作 DL 1.50互換動作 DL 1.15互換動作 バトル中、ゲームオーバーコンテントによる敗北イベントを発火させない。 1.20互換動作 メッセージで、旧式の折り返し判定を行う。(1.28以降は行末にスペースがあると位置が変わる) 旧式の状態判定分岐を行う。(呪縛・睡眠・中毒・麻痺がずれて判定される) 選択中のメンバがいない状態での「選択中メンバ」に対する称号所持判定を「誰か一人」として動作する。 ダメージ系モーションの最大値処理で防御修正を適用する。 カード配布系コンテントで、キャストに配布しきれないカードを消滅させる。(1.28以降は荷物袋に配布) カード名をキーコードとして扱わない。 バトル終了時、同行NPCの変化した状態を初期化する。 バトル終了時、時間を経過しない。 1.28互換動作 確率分岐コンテントで常に+1された状態で判定を行う。(99%成功は100%となる) JPEGのマスク(左上の1ピクセルを透過色として透過)指定を正常に行う。(CW1.50以降では無効化される) MP3のループを行わない。 1.30互換動作 メッセージで1.50追加の文字カラーO,P,L,Dを描画しない。選択肢で特殊文字を表示しない。 キーコード発火イベントで、「!」等、1.50追加特殊キーコードを通常のキーコードとして処理する JPDCのcopymode=1指定を正常に動作させる。(CW1.50ではcopymode=2指定のように動く) JPY1で、paintmodeが3以外であり、filter=1などのレタッチ操作を画像に適用する時、transparent=1やセルとして配置した画像のマスク設定を無効化する。 JPY1で、同一のセクション名が重複している時、後方に記述されたセクションを連続実行し、先の同一名セクションは実行しない。(CW1.50では反対に、先に書かれたセクションを連続実行し、後方のセクションは無効になる) レアカードの売却価格を1/2で計算する。(1.50では2/3) 1.50互換動作 同行NPCを対象消去した時、実際には対象消去を行わず、戦闘で行動不能状態にする。(Py5以降では正常に対象消去を行う)
https://w.atwiki.jp/pylite/pages/26.html
マニュアル>シナリオ制作 CardWirthPyLite/CWXEditor-Classicを使って、CardWirthシナリオ(WSM形式)や、Py専用シナリオ(WSN形式)を作る際の補足情報です。 目次 CWXEditor-Classicについて シナリオ側でPyLiteを判定したい PyLite「専用」になるのはどんなシナリオかバトル仕様 シナリオ演出等 エディタ制限外・巨大な数値への対応(バイナリ改変等) 1.28規格外カード適性(PyLite 5.1以降) システムクーポン/ゴシップについてPyLite専用のシステムクーポン/ゴシップ バージョン判定称号一覧 スキン外種族の表示について(PyLite3以降) CWXEditor-Classicについて PyLite2.0以降同梱している「CWXEditor-Classic」は、「CWXEditor」のアレンジパック※のようなものです。 原・開発者のk4nagatsuki氏の規約(CC0)に基づいて暗黒騎士がフォークした個人的なバージョンですが、 PyLiteと異なり、特別な機能はありません。 アイコンを変えるだけならリソースオーバーライド機能があるのになぜフォークしたかというと、 「ここからアイコンパックをDLしてこの場所において…」という説明時点で導入が面倒だと思われるのと アイコンセットを別に同梱するとファイル数が増える(400近くある)のを嫌ったのが最大の理由です。 なので、本家「CWXEditor」に満足している方はこの派生版を使う必要はありません。 CW1.28-1.50やPyReboot向けのシナリオを作るのにCWXEditor-Classicだけ使っても良い? 問題ありません。 PyLiteとRebootの仕様差を利用すればPyLite専用シナリオを作ることも可能ですが、 特にそうする理由がなければ、クラシック形式シナリオはCW1.50向け、WSN形式シナリオはPyReboot向けに制作した方が良いでしょう。(より多くのプレイヤーが遊べるので) なお、特にPy対応を明記していないシナリオが正常に動作しない場合、それは未対応のNEXT形式であるかPy側の不備なので、各シナリオ作者様の迷惑にならないよう、エンジン/エディタ開発者側に報告して頂けると助かります。 CWXEditor-Classicを宣伝・再配布・改造してもいい? 構いません。オリジナルの規約が「CWXEditorはフリーソフトウェアです。いかなるしがらみにもとらわれず、誰でも自由に使う事ができ、改造する事、再配布する事も自由です。」という事なので、このフォークについても同様に扱って下さい。ただし、groupASKのアイコンを使用しているのでそちらの規約(無償・CW関係のみ)に違反する使い方はNGです。 エンジンはPyLiteを使うが、エディタは純正のCWXEditorを使いたい 動作はするのですが、オリジナルのCWXEditorは他のフォークの改変部分までは考慮していないため、PyRebootのフォルダに置かず、単体同士で組み合わせる場合にいくつか細かい問題が生じます。 「Pyの場所」にPyLiteを参照指定できない。(「CardWirthPy.exe」を捜査する設定のため) Pyの場所にPyLiteを指定する場合、サウンド関係のプレビューでBASSを利用出来ない。(サウンドフォントを使用出来ない、一部のOGGファイルを正常に再生出来ない) 対処としては、1.は直接入力で指定してください。2.はPyLiteのフォルダにある「Settings_Lite.xml」をコピーし、「Settings.xml」にリネームして同時に置いて下さい。そうすれば、CWXEditorはPyLiteをPyだと認識してくれます。 シナリオ側でPyLiteを判定したい CWXEditorを使って、クラシック形式シナリオを作る場合はCW1.50仕様(Py系でも遊べる)・WSN形式シナリオを作る場合はPyRebootの仕様に合わせた方が無難で、PyLiteでもそれでほぼ問題なく動作します。 しかしその上で、エンジン間の僅かな挙動の差異がシナリオでやりたいことをするのに致命的になってしまうこともあります。 PyLiteのみでシナリオの挙動を変えたい、あるいはプレイされたくないという場合は、 称号判定分岐コンテントで「@CardWirthPy Lite」を判定して下さい。PyLiteでは、この称号を使った判定は、CardWirth1.29以降、MP3ループが使えるエンジンであることを示す「@MP3」のように必ず成功します。 また、他のPyRebootベースのフォークと同じようにバージョン判定称号も使えます。PyLiteの3.0以降を判定したい時は「@CardWirthPy Lite」と「@CardWirthPy Version.3.0」の両方を使って判定してください。 PyLite「専用」になるのはどんなシナリオか 上述の特殊称号「@CardWirthPy Lite」を持っていないと入れないシナリオは、PyLite専用シナリオになります。 PyLiteは基本的にCardWirth 1.28-1.50仕様に合わせているので、PyRebootで対応されていない以下の1.28-1.50仕様を利用したWSN形式シナリオまたは以下の機能を使いつつ、素材持ち帰り機能などのPyエンジン専用機能を併用したクラシック形式シナリオが、実質のシナリオ動作上のPyLite専用ということになります。(2023/10/11現在) バトル仕様 戦闘時、キャスト・召喚獣の行動選択で、同じ回復対象を重複して選ばないPyRebootでは重複毎に優先度-1。負傷者が一人でも居た場合、それを対象に取れる回復召喚獣は全て発動する。CW1.28-1.50・PyLite3.0以降では2番手以降は発動しない。具体的には、「ウンディーネ」を複数体召喚している際の消耗スピードが全く違う。「再生」が重複発動しないなどの違いが生じるので、使用時イベントでそれを織り込んだギミック・カードを作る場合に注意が必要。 戦闘時、キャスト・召喚獣の行動選択で、中毒・麻痺モーションの対象として同じ対象を重複して選ばない回復モーションとほぼ同じ挙動。PyRebootでは考慮していない。PyLiteでは5.0以降で対応。 戦闘時、キャスト・召喚獣の行動選択順が異なるCW1.20-1.50とPyLite3.0以降では、味方は左から、エネミーはエディタ上の配置順で手前のキャストから行動を決定していくが、PyRebootでは陣営の区別がなく、行動可能な全てのキャストが敏捷度と大胆性で判定を行い、実際の行動順に並び替えてから行動選択を行う。上記仕様差と連動して、「回復系カードを選択しやすいキャスト」が異なる(複雑なので、詳細は開発資料 スポイラーを参照)。 PyReboot 5.0でマージされました。 「カード交換」という名前のカードがアイテム欄1番目に存在するとアクションカード「カード交換」が配布されないCW1.20から存在する仕様/不具合。これを利用したシナリオを2件確認済みで有用な挙動に思われるためPyLite3.0以降では対応。 キーコード所持分岐「アイテム」で戦闘中の手札(技能カード&アクションカード)も検索される1.50の仕様。Rebootでは「戦闘中の手札」を新たに設け、クラシックシナリオを読み込む際に自動でチェックが入るという修正を行っているが、PyLiteではパラメータ「そのまま」の振る舞いをする。戦闘中に、キーコード所持分岐で、アイテムをWSN3の「選択中カード」にした場合、見つかるカードが異なる場合がある。 キーコード所持分岐「戦闘中の手札」でアイテムカードが検索されないPyRebootではアイテムカードも検索範囲に入るが、「行動不能」「手札消去された時」アイテムカードも検索できなくなる。これはCardWirthの振る舞いとは矛盾した実装(カード消去後も行動不能でもアイテムカードは所持したままであることは暴露状態で確認可能)であり、また、「手札に攻撃系アクションカード&スキルカードが来ているか」という条件での検索も手札からアイテムカードを排除できないことで実現しにくくなっている。加えて、アイテムカードを検索したいときはアイテムに追加でチェックを入れれば済む。上記問題から仕様の分断自体は避けられないため、5.1以降利益のある挙動に変更。 キーコード所持分岐「戦闘手札(WSN2)有効、アイテム無効」条件での検索結果 非戦闘時 戦闘時・通常状態 行動不能 手札消去 PyLite 5.1 手札なし 手札内アクション・スキル 使用済カード 使用カード PyLite 5.0 手札なし 手札内アクション・スキル・アイテム 使用済カード(以外のアイテムは不所持) 使用カード(以外のアイテムは不所持) Py-Reboot 手札なし 手札内アクション・スキル・アイテム 使用済カード(以外のアイテムは不所持) 使用カード(以外のアイテムは不所持) キーコード所持分岐「戦闘手札(WSN2)無効、アイテム有効」条件での検索結果 非戦闘時 戦闘時・通常状態 行動不能 手札消去 PyLite 5.1 アイテム 手札内アクション・スキル・アイテム アイテム・使用済カード アイテム・使用カード PyLite 5.0 アイテム 手札内アクション・スキル・アイテム アイテム・使用済カード アイテム・使用カード Py-Reboot アイテム 手札内アイテム アイテム アイテム キーコード所持分岐「戦闘手札(WSN2)有効、アイテム有効」条件での検索結果 非戦闘時 戦闘時・通常状態 行動不能 手札消去 PyLite 5.1 アイテム アクション・スキル・アイテム アイテム・使用済カード アイテム・使用カード PyLite 5.0 アイテム アクション・スキル・アイテム アイテム・使用済カード アイテム・使用カード Py-Reboot アイテム アクション・スキル・アイテム アイテム・使用済カード アイテム・使用カード 使用済みカード…行動順が回ってきて使用した後のカード 使用カード…戦闘行動で選択したカード シナリオ演出等 終了印が付いたシナリオにキー・ホイール操作で不正に突入できる1.28世代から裏技として広く認知されており、開始エリアで終了シナリオ分岐コンテントを使って警告や禁止処理を入れているシナリオが多数存在。また、終了印が付いた後が本編の店シナリオが1件確認されている。PyLite1.1以降では1.28/1.50の挙動を疑似再現しているが、PyRebootではデバッグモードでしか入れない。 緊急避難(F9)でゴシップと終了印が巻き戻らないF9したかどうかをシナリオ側で検知できる。進行状況をゴシップで管理しているシナリオでことごとく不具合が発生するため、PyLiteでもデフォルト設定では無効。この仕様を利用したPyLite対応シナリオを作る場合、設定変更を貼り紙解説やReadme等でプレイヤーに明示するのが望ましいです。 変数名に半角記号「=」を付けたステップ・フラグの現在値が中断・セーブ時に保存されないCW1.50固有のバグ。初期値に戻るので中断・セーブしたかをシナリオ側で検知できる。「中断・セーブしないと進行しない」1.50仕様シナリオが1件、「中断・セーブ後再開すると不具合(ギミックが初期化)が発生する」1.28仕様シナリオが1件それぞれ確認されているので後者は中断しなければ軽微と判断し、PyLite3.0以降ではデフォルト有効のオプションとしている。 デフォルト宿BGMの「Definn」と同一ファイル名のBGMをシナリオで流して中断やシナリオ終了すると次回BGMが変更されるまでシナリオ側の「Definn」が再生される。CW1.28から存在する、同名ファイルの使用順位仕様(シナリオ内>Data)の応用。使用シナリオが1件以上存在するので、PyLite 5.0以降で「Definn」のみを例外として対応(BGMはそれぐらいしか使い道はない?)。独自スキンで宿帰還時に再生されるファイル名が「Definn.mid」でない場合には未対応。 エディタ制限外・巨大な数値への対応(バイナリ改変等) 称号の得点上限を符号付き整数上限値まで受け付ける CardWirthの数値データの多くは「符号付き整数32bit」で管理されており、2147483647が最大値。 PyRebootでは当初999点上限でレベル32以上の連れ込みNPCの経験点が下がっており、エディタで設定可能なレベル99までに対応可能な値として、9999に拡張された。しかしそれ以上に設定された連れ込みNPCは少なくとも2件以上存在する。 PyLite3.0で従来どおりの値を持つようにしたが、レベルアップ処理に問題があり、10000点以上の@レベル上限が正常動作するのは5.1以降。 0以下のレベルでCapをx/0以下・戦闘手札の所持枚数を4枚以下にする レベルをマイナスにすることで手札を1枚も所有できないエネミーを作る事ができる。 (演出として、大量にエネミーカードを配置する場合の自動選択処理速度等に影響) マイナスレベルの連れ込みNPC・エネミーカードが少なくとも3例以上ある。PyLite5.0で対応。 PyRebootではCapは1、手札は5を下限、能力変化は10/-10を上限とし、それを超えることはない。 各能力変化(行動力・回避力・抵抗力・防御力)で10~-10を超える不正値を受け付ける これによって能力を極端に高める・低下させるスキルの作成例が少なくとも10件以上確認されている。 PyLite3.0で行動力に対応。5.0以降で回避力・抵抗力・防御力に対応。 成功率修正+-6以上で絶対効果が発生しない 命中率がとても高いが、「闇に隠れる」等の完全効果には回避される、というようなスキルの作成例が2件以上ある。 5.1で対応。Rebootでは5以上は無条件で絶対効果が発生する。 手動選択不可のスキル・アイテムカード (効果範囲値:2) この値になっている場合、「効果目標」の値に関係なく「対象なし」になり、自動選択以外でそのカードを使用できなくなる。 使用例が1件以上存在するため、5.1で対応。 以前のバージョンとRebootでは「効果範囲:全体」として誤認識されている。 1.28規格外カード適性(PyLite 5.1以降) 5.1以降、CardWirth 1.20-1.30で有効であり、1.50で動作しない規格外カード適性をサポートしています。 性質上、網羅的なデータは提供しませんが、内部的な変換例と現状の実装を以下に提示します。 PyLite WSN変数 CardWirth 1.28の指定番号 効果 変数名 身体 精神 MaxLife -1[FFFFFFFF] - 最大体力 Level -2[FEFFFFFF] - レベル Aggressive 7 1 好戦性 Unaggressive - -1[FFFFFFFF] 平和性(好戦性-で+) Bind 19[13] 13 呪縛持続ラウンド Unbind - -13[F3FFFFFF] -呪縛持続ラウンド(マイナス反転) ※注意! WSN形式で規格外適性を使用することは可能ですが、そのシナリオ/カードはPy-Rebootでは動作しない(非対応変数は適性0になります)ため、PyLite専用のシナリオ/カードになります。 「1.28-1.30仕様のバイナリ改変クラシック形式シナリオ」はPyLiteの更新が続く限り対応を保証しますが、PyLiteの変数名は暫定のもので将来的に破壊的に変更される可能性があり、WSN形式のPyLite専用シナリオはシナリオの修正を余儀なくされる場合があることをご了承下さい。エンジンの都合に左右されたくない場合は、1.28-1.30仕様でシナリオを作ることをお勧めします。 現状判明している仕様差 CardWrth 1.28では動的適性は即時反映が行われないが、PyLiteでは行われている これらは現状有意義に働いていたとしても、将来的に1.28に合わせる形で解消される可能性があります。 未対応の不明値 身体適性の-3~-10 精神適性の9~11 これらは詳細が判明次第対応しますので、情報提供していただける方は開発者にご連絡下さい。 システムクーポン/ゴシップについて バージョンアップで状況が変化した、シナリオに利用される可能性のあるシステム称号を記載します。 @デバグ CardWirthではデバグ宿で「簡易作成」したPCはシステムクーポン「@デバグ」を持ちます。通常作成したPCは持っていません。「@デバグ」を持つPCは、解説欄をクリックすることで能力型の変更(バランス/ファイター/プリースト/メイジ)を行うことができます。また、デバッグ専用シナリオなどでデバグ宿製PCの判定に少数ながら使われています。 旧Pyでは簡易作成したPCでも「@デバグ」が付与されていません。PyLite3.0/Reboot4以降で対応。既に作成済みのキャラクターを修正したい場合、デバッグモードのキャラクター編集ダイアログのオプション「デバッグメンバに指定する」でこのクーポンの付与・剥奪を行うことができます。 :レベル補正中 CardWirth1.28以降、レベル調節機能を使って現在レベルよりもレベルを下げているPCに付与される。仮想クーポンではなく、通常の時限消滅称号のため、シナリオ側で剥奪するとシナリオ再突入までそのまま非所持扱いになります。 旧Pyでは配布されていませんでした。PyLite3.0/Reboot3.2以降で対応。なお、「:レベル補正中」が配布されるタイミングはシナリオ開始時点なので、スキンで独自の宿内イベントを作る際の所持分岐に利用することはできません。 PyLite専用のシステムクーポン/ゴシップ 以下のクーポン・ゴシップはPyLite以外では使用されません。 他エンジンに逆変換などして残留した場合、ユーティリティモード/デバッグモードで削除しても問題ありません。 @デバグモード PyLite5.0 以降、その宿が「デバッグモード」かを判定・保存するためのシステムゴシップです。クーポンではありません。 Pyの設計上、エンジン単位のマスター設定が大半なので、宿単位の設定をセーフティに管理するためゴシップという形式を取っています。 シナリオで同名ゴシップが使われている場合、判定したい場合に備えて現状、通常のゴシップと同じように判定・付与・剥奪が可能にしてあります。 _年代成長禁止 PyLite5.1 以降、同名称号を所持しているキャラクターの年代成長機能を無効化する特殊クーポンです。 連れ込みNPCや種族で真っ当な寿命を持たないキャラクターが成長できるのは不自然というフレーバー需要に対応するものです。 「_消滅予約」と同様の扱いを想定し、削除不可の「@」ではなく通常の隠蔽称号「_」で付け外し可能にしてあります。 バージョン判定称号一覧 PyLite5.1現在有効な、バージョン判定称号の一覧です。 以下の文字列によって「称号所持分岐」を行うと条件や結果に関わらず必ず成功扱いになります。 「Only」が付いたものは該当バージョンのみを判定したい時に使用します。 たとえばPyLite 4.4では「@CardWirthPy Version.4.3」も(それ以前のバージョンも)すべて持っていますが、 「@CardWirthPy Version.4.3 Only」はPyLite / Py-Reboot系フォークの4.3しか持っていません。 基本 @CardWirthPy Lite @CardWirthPy Version.5.1 Only 5系 @CardWirthPy Version.5.1 @CardWirthPy Version.5.0 4系 @CardWirthPy Version.4.4 @CardWirthPy Version.4.3 @CardWirthPy Version.4.2 @CardWirthPy Version.4.1 @CardWirthPy Version.4.0 3系 @CardWirthPy Version.3.4 @CardWirthPy Version.3.3 @CardWirthPy Version.3.2 @CardWirthPy Version.3.1 @CardWirthPy Version.3.0 2系以前 @CardWirthPy Version.2.3 @CardWirthPy Version.2.2 @CardWirthPy Version.2.1 @CardWirthPy Version.2.0 @CardWirthPy Version.1.1 @CardWirthPy Version.1.0 @CardWirthPy Version.0.12.3b @CardWirthPy Version.0.12.3 @CardWirthPy Version.0.12.2 ※PyLiteの初版は1.0ですが、Rebootの2系から分岐しているので互換性のためにすべて持っています。 スキン外種族の表示について(PyLite3以降) Pyのスキンではキャラクターに「種族」を設定できます。 種族は「@R」で始まるシステム称号で管理されています。 Rebootではスキンで設定可能な種族しか表示されませんが、PyLiteでは以下の条件を満たす場合にキャラクター情報ダイアログの種族欄に青文字で表示されるようにしています。 1.種族を1種以上設定できるスキンであること (ex.JUDGMENT…○ Classic…×) 2.当該スキンの種族を指定していないキャラクターであること (ex.JUDGMENTで@R愚者を持っている場合、他に@R称号を持っていても愚者が優先表示される) 連れ込みNPCに「@R」で始まる独自称号を持たせればそちらも有効です。肩書きや通り名を載せても良いでしょう。
https://w.atwiki.jp/cwhs/pages/40.html
どうやってキャラクターを追加するの? プレイヤーが操作するキャラクターは 宿画面上段左端にある「登録する」のカードから追加できます。 (Ver.1.28の場合は宿帳を呼び出したあと、 宿帳下段にある「新規」のボタンを押して追加します。) 最初の画面で名前、性別、年代、顔画像を設定し、 次の画面で素質(キャラクターのタイプ)を選択し、 最後に特性(性格など)を設定します。 アルバム(引退/もしくは死亡した冒険者の帳簿)に キャラクタがいた場合(Ver.1.28だと宿帳およびアルバムに 十分なEPを持つキャラクタがいた場合) (年代が「子供」であるものを除く)には、 素質の選択の前に冒険者を親とする 「2代目」冒険者についての設定画面が表示されます。 なお、シナリオ終了後に宿帳に新たなキャラクタが 増えている場合もあります。このようなキャラクタを連れ込みNPC (NPC Non Player Character)といいます。 関連リンク CardWirth Q A 「EPってなんですか?」 連れ込みNPC名簿たくさんの連れ込みNPCの名前と性別、連れ込み時の年代、レベルに連れ込み元のシナリオ名が記されています。(閉鎖)
https://w.atwiki.jp/pylite/pages/34.html
PyLite4.4→5.0/5.1/5.2の主な変更点 PyLite 5 は PyLite の通算5度目のメジャーバージョンです。 CardWirth1.20-1.50、バリアントに加え、 WSN5に対応し、Py5世代までのシナリオを遊ぶことが可能です。 今回メイン機能とする予定だった「ユーティリティモード」の分離を4.4で入れてしまったので、独自の変更は少ないですが、シナリオの動作に影響する数件の仕様合わせ・バグ修正を入れる事が出来ました。 また、PyRebootと協調してダメージ計算等、戦闘関連の再現性を大幅に改善しています。これによりPy系エンジンで調整した戦闘が他のエンジンで正しく動作しないというプラットフォーム間の摩擦が低減されることを期待しています。(不正値やバグに対する双方の方針に変更はありません) 【5.1】 5.1ではバグ修正の他、ダメージ計算式やウェイト処理の調節など、再現性が更に向上し、1.28規格外カード適性など、1.50で動作しないレガシー機能を使ったバイナリ改変シナリオにも対応しました。機能面では、ツリー上での右クリック対応、キーボード操作の改善を実施しました。マウス無しやキーを割り当てたパッドなどの環境を考慮しています。 【5.2】 5.2では5.1までに含まれていなかったPyRebootの仕様変更の取り込み漏れ・描画関連の軽量化を行っています。これにより、描画設定を2倍以上にしている際にカラーセル描画を行うと極端に重くなっていたケースが改善され、動作していなかった一部のPy5向けスキンが動作するようになります。 ※Nostalgicスキン等において起こっている、PyRebootのサブウィンドウのサイズがCardWirthと異なることに由来する画像の位置ズレは仕様となります 対応シナリオ/スキン機能の追加 Py専用形式「WSN」バージョン5をサポート Py5世代のスキン機能をサポート 5.1追加 1.28-1.30の規格外カード適性に対応 1.28-1.50の規格外モーション「配布:カード交換」および規格外効果範囲「手動使用禁止」に対応 レアリティ表示の前面設定をスキン個別に設定できるようにし、同マスター設定を廃止した 5.2追加 システムメニューカードのイベント呼び出し順の変更(PyReboot5仕様) 膨大な値で管理されていたシステムレイヤをデノミネーション(PyReboot5仕様) PyLiteのバグ修正 一部のlzhファイル(ISO-8859-1エンコード)が認識されなくなっていた(4.1のエンバグ) yado1でデバッグモードへの切り替えができなくなっていた(4.4系のエンバグ) 5.1修正 色空間情報が設定されたBMP画像で透過に失敗する場合がある オープニングで変数を使うスキンでクラッシュしていた デバッガの変数操作でエラー ユーティリティモードでデバッガが自動的に閉じられた後、オープニング画面に戻るとフリーズする場合があった 冒険の再開時、エフェクトブースターが二重に実行されていた 5.2修正 バリアント等CardWirthエンジンからのスキン変換ができなくなっていた(5.1エンバグ) 'dirtype=4'を指定したJPYから参照される素材がカード持ち帰り時に正常に保存されていない 構造体を使ったコモン式でエラー PgUp/PgDnキーで押しっぱなし時の移動順が逆順になっていた 軽微なエラーによるプログラム停止を抑止 PyLiteの機能追加/仕様変更/その他改善 イベント中の強制的な緊急避難をF9+Shiftキー同時押しに追加・変更 アルバム内のキャラクター情報ダイアログで背景色を変更出来るようにした キャラクター情報ダイアログの処理を高速化 シナリオ外でのF8キーで現在使用しているスキンの添付テキストダイアログを開くようにした 5.1追加 特殊クーポン「_年代成長禁止」を追加 宿帳ダイアログのctrl+Aで拡張メニューを開くようにした 宿帳ダイアログのctrl+RorXで自動登録を実行するようにした 各選択ダイアログでF1キーを有効にした:一覧表示を切り替える 各選択ダイアログでF8キーを有効にした:解説、または情報ダイアログを開く シナリオ選択ダイアログのツリー表示で右クリックを有効にした 5.2追加 ZIPアーカイブ内にsummary.xmlとsummary.wsmが同時に含まれている場合、常にxmlを優先して読み込むようにした 設定ダイアログ(F2)の文言・レイアウト・ツールチップを調節 Rebootの描画軽減処理を移植したことに伴うステータスボタン周辺のエンバグを修正 CardWirth再現性向上1 [シナリオに影響する仕様] シナリオ演出/バトル仕様 戦闘行動AI:味方/敵/同行NPC/それぞれの持つ召喚獣の同じグループ内では麻痺解除/中毒解除モーション付きカードを同一対象に重複して選択しない。 5.1追加 「勇敢」状態:スキルをドローする確率は通常時と同じ。また、逃走カードが配布されることはない。 「効果コンテント」の効果音と視覚効果適用順:効果音が先。回避成功時も視覚効果を適用する。 効果音再生コンテントにウェイトが入っていなかったのを修正(連続して鳴らすケース全般に影響) 不正値対応の強化 11以上の防御/回避/抵抗ボーナス・ペナルティ値をそのまま扱うようにした 単体で-10のペナルティがある時、それ以前に配置されている-11以上のペナルティを無視する キャストのレベルがマイナスの時、Cap・戦闘手札の枚数がそれぞれ0・4以下になるようにした 5.1追加 6以上の命中率(非絶対成功)に対応 10000点以上の「@レベル上限」に対応 マイナーな仕様再現 シナリオ中、「Definn.mid」が再生されているとき、シナリオの中断や終了時にBGMを維持するようにした(シナリオ内素材でData内素材を一時上書きする仕様の一部再現※) シナリオ中に冒険を中断し、再開した場合にエフェクトブースターが実行されるようにした CW従来の仕様ですが、かえって不具合を起こすシナリオも多くなると予想されます。 大きな問題や要望があった場合はオプション化も検討します。 ※Pyでは独自のBGMが指定されたスキンも存在するため、Classicスキンなど宿BGMが「Definn」を指定している場合のみ効果があります。 CardWirth再現性向上2 [システムその他] 拡張メニューの解説文をCardWirthのものに準拠 アルバムのキャラクター情報ダイアログでデザインの変更ができるようにした 選択系ダイアログのボタンにツールチップを追加 ツールチップ追加にともなうバリアントに影響するスキンキーワードの追加 デバッグ/ユーティリティモード メニューカードアニメーション中はF9を無効にした デバッグモードにおいて、経験点に依らず最大15までのレベル調節を可能にした 5.1追加 ユーティリティモードのデバッガではバトルとパッケージの呼び出しは禁止する Reboot由来のバグ修正/仕様変更 5.0までのすべての仕様合わせ カラーレイヤ処理におけるReboot5のCW1.50近似式を移植 同行NPCが吸収モーションを持つカードを使用するとフリーズ CardWirthエンジンからスキンを自動変換する時、GUI上のメッセージのキーワードがズレる(Reboot2) 5.1修正 カード名末尾に「.」を含む効果系カードを入手し、シナリオを終了するとエラー 情報カード閲覧ダイアログで情報カードをENTERキーで表示しようとするとエラー 5.2修正 同行キャストのカード使用中に発火したイベントでキャスト離脱コンテントが実行され、その後画面全体で使用中カード表示の消去が行われるとエラー ゼロ除算でエラー メイン画面の描画処理の改善(2倍描画設定でカラーセルを多重に設置した時などの顕著な負荷を削減/Reboot4)
https://w.atwiki.jp/cwpy/pages/28.html
【重要】Py5.0リリース後に発覚した不具合・バグ これらの問題は最新テスト版では修正されています。 必要な方はテスト版であることに注意してVerUPして下さい。 目次 対応OS・互換性 CardWirthPyについて CWXEditorについて 不具合・トラブル索引プログラムが起動しない/ヘルプが表示されない プログラムがクラッシュ後、正しく終了出来ない(BGMが再生され続ける等) アップデートが上手くいかない 初回起動が遅い 動作が不安定、ダイアログの開閉で数秒フリーズ 貼り紙のフォルダの表示が遅い あるはずのシナリオが検索でヒットしない・読み込みに失敗する 音楽や効果音が正常に再生されない サウンドフォントを変更したら全体の音量が下がった 変換したバリアントでの表示がおかしい、効果音が鳴らない 逆変換で特定カード・パーティの変換に失敗する フォントの変更が反映されない カードの描画スピードや背景セルアニメが遅すぎる・速すぎる ――――CWXEditor/制作関連――――シナリオにPy/WSNの拡張機能を使いたいが、項目が灰色になっていて使えない クラシック形式で作成したのに他のCWエンジンでプレイするとエラーが出る XEditorで編集したらCWでデフォルト素材が表示・再生されなくなった CWXEditor上でサウンド再生が上手くいかない よくある質問/バグ報告のやり方 対応OS・互換性 対応OS CardWirthPyはWindowsXP以降とLinux(GTK)に対応しています。 Wineでは、Py2までは動作不可。Py3以降は32bit版のみEasyWineで動作するようです。(導入) CWXEditorは現状Windows専用です。(Linuxでも動作はするが、修正困難な不具合があるとのこと) 他のエンジンとの互換性は? CardWirth 1.28/1.29/1.30/1.50(その他各バリアント)と互換性を持ちます。 これらは逆変換にも対応します。たとえば1.50で上書きされてしまった宿を1.28に戻すコンバータとしても利用可能です。(そのVerに無い機能を使ったカードを持っている場合は取り除かれます) CW1.20については1.20→Py変換のみの一方通行です。 CardWirthNextについて Pyは、NEXT形式には対応していません。シナリオは表示されません。スキン変換のみ可能です。 XEditorは、7以降、無圧縮のNEXT形式の読込をサポートしました。NEXT形式のシナリオを無圧縮に変換するには、NEXT付属のWirthBuilderで、オプション>一般>「シナリオのファイル圧縮を無効化」を有効にしてシナリオを保存する必要があります。なお現在のWSN形式(Py専用)はNEXT機能の完全な上位互換を持っているわけではないので、移植を検討中の方はご注意下さい。 XEditorでシナリオを作るとPy専用になる? いいえ。クラシック形式で保存すればデータバージョン4になります。(CW1.20-1.50も読める形式) またPy・NEXT専用形式で保存しても、後からクラシック形式に戻すことが出来ます。ただし、専用機能を使用した部分の修正は必要です。 1.50/Py/NEXTにマルチ対応したい場合、各エンジンそれぞれに、少数ながら「破壊的な仕様変更」があるので、各エンジンで動作テストを行うのが望ましいです。 CardWirthPyについて 沢山Verがあるけどどう使い分ければ? 旧Verはバグも多いので、特に目的がなければ、常に最新のリリース版を使うのをおすすめします。 Py3以降は開発言語がPython3、Py2以前はPython2なので、古い環境では2系の方が相性がいい場合もあるかもしれません。しかし新しいWSNのシナリオは遊ぶことができません。 日付が付いているデイリービルド(cardwirthpy_201xxxxxxx.zip)は正式リリースより先行してバグ修正/機能追加などが行われますが、テスト版であることを留意してバックアップは取ってください。 32bit版と64bit版の違いは?(3.0以降) お使いのOSが32bit版Windowsの場合は32bit版しか使えません。64bit版Windowsなら両方使えます。 64bit版はリソースの極端に多いシナリオで若干使えるキャッシュが増えますが、現状で体感出来るような差はほぼないとのこと。 CardWirth(1.20~1.50)からセーブデータを変換したい タイトル画面の「スタート」カードをクリックし、宿の選択画面を表示します。「変換」ボタンをクリックして宿フォルダを選択するか、宿フォルダを画面にドラッグ&ドロップします。 CardWirthで使っていた外観や各バリアントを使いたい タイトル画面に「CardWirth.exe」をドラッグ&ドロップします。バリアントなど、ファイル名が違っていても中身がカードワースの実行ファイルなら読み込めます。(詳しく) CWXEditorについて (Pyを使用せず)XEditor単体でも利用できる? はい。本家エディタはCW本体が同一フォルダにないと起動できませんが、XEditorでは2.0以降そのような制限はありません。 自動でエンジンのリソース/Dataフォルダを読み込むため、読み込むシナリオフォルダの上位にはどのエンジンでも構わないので置いておきましょう。 32bit版と64bit版の違いは? お使いのOSが32bitの場合は32bit版しか使えません。64bitOSの方は両方使えます。 64bit版CWXEditorではCardWirth付属のbass.dll(32bit)が利用できないなど、64bit版のみの不具合がいくつかあります。 メモリが潤沢にあって巨大なシナリオを編集するというような場合は64bit版がいいかもしれませんが、現状では、だいたいは32bit版でよいかと思います。 UIが複雑・馴染めない アイコンが馴染めないという方はアイコンのオーバーライドを参照して下さい。 ツールバーは右クリック>「ツールバーの編集」から、各レイアウトはタブ部分をD Dで自由に調整可能です。 また、イベントツリーはタブ部分を右クリック>新しいウインドウで開くで従来型のようなウインドウ独立型の表示にもできます。 不具合・トラブル索引 プログラムが起動しない/ヘルプが表示されない Windowsにはダウンロードしたファイルを自動でブロックする機能があり、通常警告が表示されるだけですが、起動できない環境もあるようです。EXEを右クリック>オプション「ブロックを解除」から解除してください。 ヘルプの実行ファイルであるCHMはブロックされていると目次が機能しません。(XPSP3から現在まで続く問題のようです) CWXEditorの64bit版は、関連付けされているCardWirthPyのData/Skinの中に一つでも「編集ミス等で文法間違いのある不正なXMLを含むスキン」が入っていると起動しなくなってしまいます。その場合は、そのスキンを取り除くことで改善します。 プログラムがクラッシュ後、正しく終了出来ない(BGMが再生され続ける等) 「タスクマネージャー」の「詳細」から「CardWirthPy.exe」を直接終了してください。 タスクマネージャーは、スタートボタンやタスクバーの空いている部分を右クリックするか以下のようなショートカットキーで開くことができます。 [Ctrl]+[Shift]+[Esc]キー [Ctrl]+[Alt]+[Del]キー [Windows]+[X]キー タスクマネージャーの操作に不安がある場合は、Windowsの再起動をお勧めします。 アップデートが上手くいかない Iraka.Tさんによる私製インストーラ「cwpy-installer」が公開されました。リポジトリからのDLを自動で行い、簡単にアップデートできます。 基本的に使っているCardWirthPyのフォルダに新バージョンのファイルをすべて上書き推奨です。exeだけ持ってきたり、Dataフォルダごと旧環境から引っ越そうとするとエラーが出ることがあります。 やむを得ず新しいフォルダを作って旧環境から移行したい場合、 「Data」フォルダ内の「SkinBase」フォルダを新環境に上書きしないよう注意してください。「SkinBase」には新バージョンの機能に使用される基本的なファイルが入っているので古いものにすると本来あるべきメッセージや素材が存在せず、ダイアログなどを開いた時にエラーが出ます。 Scenarioフォルダ、Yadoフォルダ、Skinフォルダ内のデフォルト以外のスキン、スクリーンショットフォルダ、Settings.xml(オプション設定)についてはそのまま移動・上書きして問題ありません。 初回起動が遅い Data\FontにあるフォントをOSにインストールすると改善するかもしれません。(Py2.0~2.3) データ量が多い宿は重くなっていきます。要らないカードは捨てたり、別宿に待避させる(宿選択画面で拡張>転送)ことで減量できます。 起動時の動作を「最後に選択した宿を開く」にすると毎回宿を選ぶ手間が省けます。 起動時にも、スキンタイプ別すべてのシナリオ選択の初期位置(デフォルトではScenario)のディレクトリとフォルダにあるシナリオの基本データを読み込むため、CardWirthNext専用形式などの認識できないシナリオがあると重くなります。 動作が不安定、ダイアログの開閉で数秒フリーズ CardWirthPyはXMLをデータ管理に使用しています。XMLはWindows Searchとの相性が悪く、環境によってはCPUを占有して暴走する場合があります。Windows Searchサービスを停止するか、PyのフォルダやXMLファイルをインデックス対象外にすると改善するかもしれません。 パフォーマンス不足のPCの場合、タスクマネージャーからCardwirthPyの優先度を高めてみる。 貼り紙のフォルダの表示が遅い 初回はデータベースを作ろうとするため重くなります。 事前に設定>シナリオ>シナリオタイプ>データベース構築しておくと、Scenarioフォルダから辿れる場所のデータベースが一括して登録され、読み込みを回避できます。 シナリオフォルダまでのパスが長すぎる場合、ドライブ直下に置いてみる。 CardWirthNext専用形式や未対応フォーマットのZIPなど、Pyが認識できないシナリオが大量にあるとフォルダ内のシナリオを探す処理に負荷が掛かるようです。可能ならフォルダを分けて下さい。 あるはずのシナリオが検索でヒットしない・読み込みに失敗する CardWirthPyはシナリオをデータベースで管理しており、検索はデータベースに対して行われます。そのため、データベースに登録されていないシナリオはヒットしません。データベースの登録のタイミングは、そのシナリオが存在するフォルダの内容を見ようとした時です。 ショートカットを経由してScenarioフォルダから到達可能な場所にあるシナリオの場合、設定>シナリオ>シナリオタイプ>データベース構築によって、全てデータベースに登録する事ができます。 なお、いかなる場合でもCardWirthNext専用形式のシナリオは除外される(未対応のため)ので、ご注意ください。 データベースの挙動がおかしい時はCardWirthPyと同じフォルダにあるScenario.dbを削除して再起動してください。 音楽や効果音が正常に再生されない 未解決の不具合としてサウンドフォントがないor一つもチェックされていない場合に問題が多発します。 削除や移動などで存在しないサウンドフォントにチェックが入っていても問題が発生します。存在しないサウンドフォントは必ずチェックを外して下さい。 CW1.50等でも発生する場合、レイテンシ遅延の可能性があります。複数のゲームや音楽プレイヤーを起動している場合は終了させる、ウイルス対策ソフトを切ってみる、サウンドドライバを再インストールしたり、使っていないオーディオデバイスを無効化する、サウンドカードを交換等で改善する場合があります。 1.50とPyが共通して使用している音楽再生ライブラリ「BASSAudio」のバグで特定のXG音源でノイズが発生することがあります(「金の髪のエリザベス」等)。Py5以降で使用しているバージョンでは修正されています。 省電力設定のPCの場合、タスクマネージャーからCardwirthPyの優先度を高めてみる、BIOSの設定でEISTやC-Stateを切る(パフォーマンスが制限されノイズや帯域不足が発生しやすい) サウンドフォントを変更したら全体の音量が下がった 稀に「アプリケーションごとの音量」が自動で小さくなってしまうことがあるようです。元に戻すには、起動中にデスクトップ右下の通知領域の音声アイコンを右クリックして音量ミキサーを開いて下さい。 変換したバリアントでの表示がおかしい、効果音が鳴らない 差分形式で配布されているバリアントはそのまま変換するとファイルが足りていないので正常に再生されません。変換前にReadmeを読み、ファイルを補って下さい。 指定先ファイル名を変えている等、改変が大きいスキンからの変更直後は正常に表示されない場合があります(2.0以降で修正)。その際は一度宿を出たり、CardWirthPyを再起動してみてください。 逆変換で特定カード・パーティの変換に失敗する Py専用機能を使ったカードは変換時に自動的に取り除かれます。 WSN形式固有の機能を使ったキャストカードは変換できません。現行のWsn.2では、カードイメージの高解像度対応やレイヤ機能(画像を重ねて表示する機能)だけが該当するため、カードイメージを差し替えると変換できるかもしれません。 フォントの変更が反映されない フォント設定の優先度はスキン設定>ユーザー設定です。フォントを変更しているスキン(JUDGMENTなど)でユーザー設定を使いたい場合は詳細設定モードの編集から優先オプションを解除して下さい。 Py1以前はスキンオプションに「クラシックフォントを使用する」という項目があるのでオフにして下さい。 カードの描画スピードや背景セルアニメが遅すぎる・速すぎる カードの描画スピードは詳細オプション「カードの使用前に空白時間を入れる」の有無でも変化します。 CWPyはCardWirthにはないFPS(フレームレート)の概念を持っており、カード回転アニメは設定値+1、背景の更新は(スペックが足りていれば)常に30fpsで行われます。このPyの仕様にはプレイヤーの環境に左右されず作者が(Pyで制作すれば)想定した通りのアニメが期待できるというメリットがあります。一方で、CardWirthは全力でソフト描画するため、これらの表示スピードはマシンのスペック、セルの数、拡大倍率に大きな影響を受け、必ずしも作者が想定した通りのテンポでアニメーションが行われるとは限りません。 上記の問題に加え、1.50以降、処理が高速化されているため、1.20世代と1.50世代のシナリオでは想定されている速さ自体が違います。今後この差をどう吸収するかは未定です。 ――――CWXEditor/制作関連―――― エディタ関連のよくあるトラブル シナリオにPy/WSNの拡張機能を使いたいが、項目が灰色になっていて使えない シナリオがクラシック形式になっていると、CardWirth 1.50までにない要素のほとんどは非表示・入力できなくなります(一部例外あり)。WSN形式に変換して下さい。 クラシック形式で作成したのに他のCWエンジンでプレイするとエラーが出る Py以外のエンジンはPNGの「格納」には対応していないので、貼り紙、技能・アイテム・召喚獣カード、エリアのメニューカードにPNGを格納してしまうとそのエリアに入ったりカードを入手した場合、警告ダイアログが出て止まります。詳細はクラシック形式を参照。 WirthBuilderでは格納時に自動でBMPに変換するので変換にはそちらを利用して保存するか、一般的な画像編集ソフトでBMPで保存してから格納して下さい(拡張子をリネームでは駄目) XEditorで編集したらCWでデフォルト素材が表示・再生されなくなった CWXEditorは基本的にそのエンジンに合わせた連携をすることを想定して作られています。Py専用となるWSN形式シナリオを作る気がなければ、XEditorはPyよりも1.50の「CardWirth」フォルダに直接置いた方がスムーズに行きます。 バージョン7以降のXEditorでは、クラシック形式で保存する際は、(異なる拡張子のスキンを使っていても)デフォルトの素材は強制的にbmp/wavであると見なして保存するようになったので以下の問題は起こりません。 バージョン6以下では、別エンジンを対象としたシナリオを作りたいのに、Pyの「Classicスキン」等、デフォルト素材の拡張子を「png/ogg」に置き換えたスキンを使用してシナリオを作ると、CWのデフォルト素材の拡張子は「bmp/wav」のため、再生に不整合が起こります。(Pyでは拡張子は丸められるのでファイル名さえ合っていればどのスキンでも読み込めます) 設定>「クラシックエンジンと外部ツール」でクラシックエンジンを登録できているか確認して下さい。登録の仕方はクラシック形式を参照。また、フォルダを移動したなどでパスが間違って登録されている場合は新しいパスを手動で再入力するか、設定削除してください。 シナリオのテーブル>シナリオ名>詳細データ>シナリオタイプで「クラシックエンジン」にチェックされているか確認して下さい。クラシック形式に指定して保存すれば、登録されたクラシックエンジンに合わせて自動で修正されます。 1.50からスキンの自動生成を行えば「bmp/wav」のままスキンが作られるので、そのスキンを指定していれば、この問題は発生しません。 CWXEditor上でサウンド再生が上手くいかない エディタ設定>その他>効果音/BGM再生方式で「自動選択」になっているか確認してください。 32bit版CWXEditorはCardWrth付属の「bass.dll」を利用します。しかし 64bit版CWXEditorでは(CardWrth1.30-1.50付属の「bass.dll」は32bit版なので、)「64bit版のbass.dll」が見つからないと問題のある独自方式で再生しようとしてしまいます。 64bit版のCWXEditorでBASS方式の再生を行うには、以下のどちらかが必要です。 「CardWirthPyの場所」にCardWirthPyを設定する。 「CardWrth.exe」のあるフォルダに「CardWirthPy」から「x64」フォルダをコピーしてくる。 上記設定をしても上手くいかない場合、CardWrthエンジンの設定ファイルが存在し、適切にサウンドフォントが設定されているのを確認してください。サウンドフォントの設定はCW1.50では「CardWirth.cfg」、Pyでは「Settings.xml」に格納されています。よくあるケースとしてはフォルダの整理などでサウンドフォントが移動して無くなっている場合です。存在しないサウンドフォントの設定は取り除いて下さい。
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ダウンロード ◆安定版◆ CardWirthPyLite Ver5.2 ダウンロード / ミラー / エンジンのみ / 5.1C→5.2差分[2024/05/07] シナリオ追加型RPG「CardWirth」1.50/Py互換エンジン(エディタ同梱フルパック)。 他のPy系エンジンとの違いは概要、旧バージョンからの変更点は更新情報/PyLite5.0を参照下さい。 Windows Defenderでマルウェアとして誤検知されてしまう方 実行ファイルにバンドルするファイル数を減らした、対策版を用意しました。 ※こちらも誤検知されてしまう可能性はあります。詳細はマイクロソフトにお問い合わせ下さい。 ◆テスト版◆ 準備中です アップデート方法 基本的には、「フォルダごと全て上書き」してください。 最低限のファイルだけ更新したい場合、 「CardWirthPyLite.exe(実行ファイル)」「bass.dll三種(サウンドに不具合がある場合)」 「Data\SkinBase(フォルダ内全て)」「Data\SystemCoupons.xml(システムクーポンリスト)」 この4ヵ所が上書きされれば概ね大丈夫だと思います。 ◆付属物◆ CWXEditor-Classic Ver 5.0(02) ダウンロード[2022/01/05] CW Py両用シナリオエディタ「CWXEditor」Ver8.0(64bit版)のフォーク。 本家CardWirthEditor(ASK)のアイコンに差し替えてコンパイルし直したもので、機能に差はありません。 PyLiteエンジンと同じフォルダで使う事を想定していますが、他のエンジンで使うこともできます。 TimGM_A320_Mix Ver 0.12 ダウンロード(最新本体同梱の物と同じ) TimGM6mbとA320UをGPLv2ライセンスに基づきミックスし、調節を加えたサウンドフォント。 低容量で、CWで使われるMIDI素材が「大体」「無難に」再生されるのが目標です。 梅Hyゴシック ダウンロード MSゴシックなどのWindows標準フォントが無い場合、Dataフォルダに置いて下さい。 3.0正式版以降はフォント無しで起動可能になったため、同梱していません。 過去安定Ver バックアップとして残してあります。 基本的に過去Verのメンテナンスは行いませんので、最新バージョンを推奨します。 CardWirthPyLite Ver5.1cFULL ダウンロード / 更新情報/PyLite5.0 CardWirthPyLite Ver4.4hFULL ダウンロード / 更新情報/PyLite4.0 CardWirthPyLite Ver3.2FULL ダウンロード / 更新情報/PyLite3.0 CardWirthPyLite Ver2.2FULL ダウンロード CWXEditor-Classic_V4.3(32bit最終版) ダウンロード TimGM_A320_Mix Ver 0.10 ダウンロード(旧Ver) 第三図書館 ミラー置き場(古いVer)。
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入門 Vistaで音楽が正常に再生されない…Windows Vistaで動きますか?WindowsMeでは何か問題ありますか?WindowsXPで動きますか?どこからダウンロードするんですか?どれをダウンロードするんですか?カードワースってなんですか?シナリオはコンピューターウイルスに感染しますか?ダウンロードしたあとどうすれば遊べますか?外国ではプレイ可能ですか?新エンジンとか1.28って何のこと?製作者は生きてるの?